我が家の年少男児は幼稚園が嫌い。
朝の登園準備中に愚図り、そのまま泣き崩れて休ませるって事も多々あったよ。
そんな息子が、「お仕度ボード」を使うと登園が今までよりもスムーズに。
使う前は1週間に1度は休んでいたのに、「お仕度ボード」を使ったところ、なんと出席すべき日にすべて出席できるという快挙!
今回は、登園がスムーズにいかなくてお困りの方にお伝えしたい。
お仕度ボードの作り方と、ちょっとした使い方のコツをご紹介するよ。
目次
「お仕度ボード」とは
お仕度ボードとは、その名の通り「お仕度をするためのボード」なんだけど、簡単に言っちゃうと「何をするべきかというスケジュール管理」みたいなもんだよ。
え?登園するのにスケジュール管理なんてするの??って思われちゃうかな。
もちろん、自分で考えて登園の準備をするのがベストだよ。
でもね、息子のように苦手な子にはある程度支援する必要はあるよ。
「お仕度ボード」って、自分で考えて準備できるようになるためにフォローしていくものなんだよね。
お仕度ボードの良い面
・視覚支援することにより、やるべきことが理解しやすい
・やることを書き出すことにより先の見通しが立ちやすい
・ある程度心の準備ができる
「お仕度ボード」の悪い点
・準備するのが面倒くさい
(私からすれば、お仕度ボードを使わなかったほうが面倒くさいことになるのでデメリットには感じてません)
お仕度ボードの作り方
準備するもの
・ホワイトボード(磁石でくっつくやつ) 私はA4サイズを使用
・マグネットシールorマグネットタックピース
・厚紙
・ペン
作り方
1.厚紙をいい感じの大きさに切る
日付は2×2cm、項目カードは5×5cmで作成
2.切った厚紙に、絵と字を書く(子どもが読めるようにひらがなで記入)
絵はなくても大丈夫だけど、あった方がわかりやすいよ
3.裏面にマグネットシールを取り付けて完成
【補足】
後ろに貼る磁石であるマグネットシールかマグネットタックシール。
両方とも100均で手に入るものなので、好みでどちらにするか選んでいただいて大丈夫。
● マグネットシールを付けた場合
× 切る手間があり、磁石が丸まりやすい傾向にある。磁石がはがれやすい。
〇 ボードとカードの空間が広いので取り外ししやすい
● マグネットタックピースを付けた場合
× ボードとカードの空間が狭い。(取り外しにくいってほどでもない)
〇 すっきりと使いやすくはがれにくい
作成ポイント
・子どもと一緒に考えながら作る
子どもと一緒に作ると「お仕度ボード」に愛着を持ちやすくなるよ。
作るときに「ご飯食べ後はなんだったっけ?」など、次やることを子どもと確認しながら作ってみよう。
子ども自身にもやることを考えてもらって、納得したうえで作ると効果アップ!
・子どもの好きなもの、キャラクターなどを取り入れる
子どもが好きなキャラクターがあるのなら、子どもの好きなキャラクターを取り入れよう。
好きなキャラクターなんてないよ!って方は、興味のあるものを取り入れるといいよ♪
車・電車・りぼん・ハート、なんでもありだよ。
・親の希望だけでなく、子どもの希望も入れよう
私が一番注意したのがこのポイント。
親の希望だけになると、嫌なボードという認識になってしまうので、子どもの好きなことも適度に入れよう。
なるべく具体的にやりたいことを書こう。
(例)「絵本を〇冊読む」「テレビを〇分見る」「〇〇ごっこを1回する」など。我が家の場合は、ごっこ系は5~10分縛り。
出来上がったのがこちら
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「お仕度ボード」を使ってみよう
我が家は、夜寝る前にセッティングというスタイル。
「明日の朝の用意やっとくかー」と声かけ、息子とともにセット。
朝、起きてきた息子の目にとまるところへ置いておくよ。
クリアした項目は、ホワイトボードから外していこう。
手書きの場合は、出来た項目に〇でもいいよね。
子どもに「出来た」がわかるようにしよう。
初代手書きバージョン
「お仕度ボード」を使うコツ
1.子どもと一緒にセッティングするor子ども自身にセッティングしてもらう
面倒だし親がちゃちゃっとやってしまいたくなるんだけど、なるべくなら子どもと一緒にセッティングしよう。
子ども自身が自分でセッティングできるのであれば、子どもにセッティングしてもらおう。
理想としては、親と一緒にセッティング→子ども自身でセッティング→ボード卒業の流れ
2.子どものやりたいことも取り入れる
作るポイントでもお伝えした「子どものやりたいことも取り入れる」という点。
親の要望ばかり詰め込むと、子ども自身が「またボードか。。。」とネガティブな気持ちになっちゃうんだよね。
なので、適度に子どもの要望を挟むようにしたよ。
モチベーションを上げるだけじゃなくって、気持ちの切り替えもできたんだよね。
例えば「絵本を1冊読む」「幼稚園へ行く」をセットしていると、絵本を読み終わったら幼稚園にいくんだなってことがわかりやすいよね。
だから、子ども自身も心の準備ができるよ。
3.幼稚園へ行けたらの結果も書く
幼稚園へ行けた!終わり!じゃなくって、いけたらの結果も書こう。
言ってきますの前に、ボードに花丸。
「がんばったね」「格好いい!」「母ちゃん嬉しい」などなど、子どもの頑張りを一緒に喜ぼう♪
それでもだめだって感じなら、幼稚園から帰ってきたらを書いてみよう。
幼稚園から帰ってきたら、「おやつに〇〇を食べよう」「〇〇をして遊ぼう」など。
子どもをやる気にさせるコツ
子どもをやる気にさせるためには、「達成感を味わう」「自信をつける」「共感する」の3ポイント。
出来たぞって達成感を味わうことって大事だし、それが自信につながる。
「やったね」「すごい!」「がんばったね」って、子どもと一緒に喜ぼう。嬉しい気持ちも倍増だよね。
大人でもそうなんだけど、自分が頑張ったぞってことに共感してくれるとめっちゃ嬉しいよね。
ずっと1人で頑張り続けていても、自分は頑張ってるぞ感はあるけど、そこに共感があるとないでは大違い。
「出来て当たり前」と思わず、出来たことに対して「やった!」って気持ちを子どもと分かち合おう♪
お仕度ボードは自閉症児には向かない?
私が「お仕度ボード」を作ろうと思って、情報を集めているときにとあるサイトにこのようなことが書かれていた。
「自閉症児にはお仕度ボードは向きません。」「不幸の始まり」だと。
私の息子は「自閉症スペクトラム」。これを知ったときは、えぇー?!って驚いたよ。
・手先が不器用だから取り外しがやりにくい
・親自身が、効果が出なくて見せる支援をやめてしまう
など書かれており、息子には使えないのか。。。と一瞬思ってしまったんだけど、記事を読み進めていると息子バージョンのお仕度ボードを作るヒントが満載!
手先が不器用で取り外しにくいようなら、取り外しできるようにすればいいじゃん!
親自身が効果が出なくて諦めちゃうのなら、諦めずにトライ&エラー続ければいいじゃん!
ってことで、逆に燃えてきて今に至るよ(笑)
一口に「自閉症」と言っても、いろんなタイプがいるよね。
我が家みたいに、めっちゃ活用できたケースもあるし。
だから、あえて言わせてほしい。
「お仕度ボード」は親の持っていき方によって使えることもあるよ。不幸になるなんてことないって。
トライ&エラーを繰り返しながら、日々進化し続けるもの。
自分の子どもにあった方法を考えていこうって、あきらめない気持ちさえあれば乗り越えられるよ!
さいごに
我が家の年少息子にめっちゃ効果的だった「お仕度ボード」
成功の秘訣は、いかに子どもをやる気にさせるかだよ。
楽しみながらできるようにもっていけると最高だよね♪
そのために、試行錯誤しながら子どもに効果的な方法を見つけていこう。
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