幼稚園を転園しようと決めた理由~転園が決まるまでの5カ月間~

幼稚園
Alexas_Fotos / Pixabay

Alexas_Fotos / Pixabay

 

ただ今、年少児。

幼稚園と合わなくて、年中から転園することにしたよ。

今回は、転園を意識し、決意するまでの流れを書いていくね。

 

スポンサーリンク

前提として

息子4歳「自閉症スペクトラム」と診断。

知的な遅れはないものの、情緒面での遅れがある。

そのため、お友達とうまく関われず、気持ちの切り替えが苦手なため、集団生活に馴染めない。

 

園は、私立の幼稚園。1学年100名の大規模園。

年少は1クラス25名。先生は、担任・副担任の2人体制。

年中になると、1クラス33名。先生は担任1人のみ。

お勉強幼稚園ではない。自称「のびのび園」

 

転園のきっかけ

転園というワードを意識し始めたのが8月。

夏休み前の個人懇談での事。

 

「もしかしたら息子くんには、少人数の方が合っているのではないでしょうか?」

という、担任の先生からの突然の言葉。

 

なぜ、そんな言葉が出てきたのかというと

お友達とうまく遊べず、大人が近くにいないと不安になってしまうのが原因。

 

息子は、子どもに対して苦手意識を持っており

「お友達は嫌い。大人とだけ遊びたい」とよく口にしているのね。

 

気持ちの切り替えができず、パニックになることも多く、よく泣いていたので

その様子を見て、先生が息子を「可哀想」と思ったらしい。

(連絡帳&先生から伝えられる)

 

だから、「少人数でしっかり対応できるところがいい」って事だった。

それを聞いた瞬間、いきなりすぎて「えぇ?!」ってビックリ!

 

その後、夏休み中に

発達相談員さん、担任の先生、私と息子で話し合いがされて

問題解決のためにどうすればいいかを話し合ったよ。

 

当時の育児日記:発達相談。初めての担任の先生も一緒に話し合い

 

また、予約していた医療機関の順番が回ってきたのもこの頃。

「自閉症スペクトラム」と診断された。

 

息子の不安定が酷くなる

amandacatherine / Pixabay

 

「出来る限りのことはやっていきます!」といいながらも

発達相談所での話し合いやアドバイスが活かされることはなく

ただただ、園の方針に従うように流されてしまったのね。

 

相談員さんの前では「わかりました!出来る限り協力します」といっていたのに

数日たてば、前の話し合いはどこいった?状態に。。。

 

9月から息子は、激しい登園拒否をするようになってしまった。

そんな中、園から電話が来たのだけどその内容が

 

・パニックになった時に、お友達を巻き込んで蹴ってしまった

・息子に押されて、息子の事が「怖い」といっている女の子がいる

 

という事。

他害なんて今までになかったことなだけに、それはもうすごい衝撃!

 

・気持ちの波があり、お友達が近くを通るだけで手が出ることがある

・パニックになると周りが見えなくなってしまい、巻き込んでしまう

 

って事だったんだけど、

恐らく、不安感や恐怖感から手が出てしまったのだと思う。

 

(手が出ている状態というのは、一応、宣言をしてから軽く払う程度)

 

 

子どもに息子の不安感を伝えるのは難しい。

他の子どもの気持ちも大切にしたい。

 

といった理由から、再び「少人数の方が良いかと思います」と言われ

この時に「願書交付の時期もありますし」

「転園」というワードは出さないものの、前よりもはっきりと「転園」を促されてしまったのね。

 

ここで、「転園」や「療育」をかなり意識し始めたよ。

私たち親子が最も荒れたのがこの頃だった。

 

当時の日記:園からの電話、他害の詳細

 

「転園」を決意した瞬間

komposita / Pixabay

 

荒れていた息子を見て、無理やり登園をさせないようにしようと決めたのがこの頃。

まずは息子の安定だ!と過ごしていたよ。

 

そして、園に医療機関からの手紙が届いたであろうタイミングで

園から、副園長先生も交えた懇談をしましょうっていう提案があったのね。

 

その内容は、今でも思い出すと気持ちが落ち込むんだけど

 

「普通であれば、この時期になるとここまで泣かない。息子くんはあまり成長が見られない」

「皆のレベルに達せられない」

 

と、とにかく「普通であれば~」という言葉。

 

更には

 

「年中になったらの園生活が想像できない」

「泣いている息子くんを見ていると可哀想」

と、「可哀想」を連呼。

 

この瞬間に、「もうだめだ。」「ここにいる必要はない」と

スーッと冷めていくのがわかったよ。

今まで園にかかっていたフィルター外ずれた瞬間だった。

 

「いい園!いい先生!」と皆が言っているけれど

きっとそれは、問題を抱えていない家庭だけなんだと気づいた。

 

当時の育児日記:幼稚園の面談の内容が微妙すぎた件。可哀想を連呼。

 

いざ、転園!受け入れ先はあるの?

今まで「転園すればいいと思います!」という言葉を聞くたびに

そんな簡単に転園できるわけないじゃん!って思っていたんだけど

やろうと思えばできたんだよね。

 

近くにある保育園はマンモス校、他の私立の幼稚園はパンパン状態。

いったいどこに受け入れ先があるの?!

と途方に暮れていた時に、力になってくれたのが「市の相談窓口」。

 

TeroVesalainen / Pixabay

 

私の場合は、いつも発達相談をしていた保健センターで力になってもらったよ。

相談員さんがいくつか幼稚園をピックアップしてくれたので

その中から、絞込み見学に行って転園先の園を探したよ。

 

もし、いざ転園!と考えたけど、どうしたらいいのかわからない!って場合は

一度、市の相談窓口に問い合わせてみよう。

 

当時の育児日記:保健センターとの相談。療育?転園?どうするか

 

年中から転園決定

保健センターに教えていただいた園にさっそく連絡し

アポを取って見学にいったよ。

 

そして、転園候補の園に息子を連れてプレに参加し

息子の反応が良かった&立地面を考えて、公立の小規模園に決めたのね。

 

決め手になったのは、発達障碍に対しての理解があるかどうか。

 

プレに参加したときに、息子が癇癪を起したんだけど

その時に、クールダウンする時間をとってくれたことが嬉しかったのね。

 

息子に寄り添う声掛けをしてくださったり

息子がパニックを起こしても、落ち着く時間をくれたから

今度の園はきっと大丈夫だって思えたよ。

 

先日、面接を受け来年度からの入園が決まったよ。

 

5カ月を振り返って

遠回しに「転園」を促されたときは、いい気持ではなかったけど

結果、「転園」という選択をして良かったと思っている。

 

「可哀想」と思われながら園生活を送るのなんて嫌だったし

何より、今の環境じゃ息子にとって良くないって感じたから。

ある意味、いいきっかけだったのかもしれない。

 

「転園」した先は、かならず良いところとは限らないけれど

少なくても、今の園よりは理解がある分、過ごしやすくなるとは思うよ。

辛い思いもいっぱいしたけれど、大きな前進でもあったよ。

 

幼稚園の大事な時期を大切にしたいと思って転園に踏み切った。

4月から息子の笑顔がもっと増えるといいなって願ってるよ。

少しでも、息子が生きやすくなりますように。

 

 

関連記事

幼稚園選びを失敗したら大変なことに?!~失敗してしまった3つの理由とは~ 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

 

 

ブロトピ:子育て情報発信♪はここから! ブロトピ:【今日のイクメン育児】

コメント

タイトルとURLをコピーしました