のぶみさんのエッセイ「パパは絵本作家」の感想~良くも悪くも正直すぎる件~

書籍・絵本
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図書館でたまたま見かけた本。

のぶみさんの「パパは、絵本作家」を読んだので感想を。

一言でいうならば、「のぶみさんらしい子育てエッセイだった」

 

 

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のぶみさんの子育てエッセイ

 

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絵本のイメージが強かったので、大人向けのエッセイがあることは知りませんでした。

たまたま、図書館で目に留まりすごく気になったんですね。

どんなこと書いているんだろう?って。

 

絵本のイメージから「あざとい本なんじゃないか?」って思ったんですけど、「ママがおばけになっちゃった」シリーズのようなエグイあざとさはなかったです。

私がこの本から感じたのは、良くも悪くも正直にさらけ出してるなぁ~でした。

いや、正直というよりも表現がストレートすぎるんですね。

 

絵本だけではわからなかった、のぶみさんの想いや考えが見れました。

絵本よりは好感を持てましたね。

 

 

ストレートすぎる表現

 

絵本よりも好感を持てたのは、隠すことないストレートな表現。

とはいえ、のぶみさんはやはり苦手だと感じる部分が多々あります。

(というか苦手要素の方が多い;)

 

しかしですね、絵本に対する想いや、家族に対する想いに対するパワーはすごいと感じました。

 

 

絵本に対する想い

 

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絵本の評価はひとまず置いといて、のぶみさんの絵本を書く理由ですね。

そこに好感を感じました。

 

絵本に出てくる登場人物「かんたろう」。

この子は息子さんの事だったんですね。

「ママがおばけになっちゃった」シリーズ以外でも「かんたろう」はよく登場します。

 

本の中にも「ぼくの絵本は公私混同である!」とあるように、自分の子ども達が喜んでくれたらって気持ちで書いているんですね。

確か、絵本作家になるきっかけも、奥さんの気を引くために「絵本書いてる!」って嘘をついたことからでした。

そこからも、自分の身近な人が喜んでくれるものを作りたい!って気持ちが、のぶみさんの原動力になっていると感じます。

 

 

好きになるのに理由なんていらない ただ好きなんだ

引用:パパは、絵本作家 

 

ありきたりなようなこの1文は大いに共感です。

私自身も子どもが喜んでくれるのが嬉しくって、やろう!って気持ちになるんですよ。

のぶみさんの言うように、好きだから出来る。好きだからやりたい。ただそれだけなんですよね。

 

公私混同については賛否両論ありそうですが、私は素直に「好きだから」でここまで出来るのぶみさんのバイタリティーは尊敬します。

 

 

 

ぶれることないのぶみ節

 

 

「パパは、絵本作家」は、絵本の舞台裏のような感じですね。

のぶみさんの今までの体験や、その中で感じたことが良くも悪くも正直に書かれています。

 

読者ターゲットが大人だからか、絵本以上に口の悪さは目立ちます。

絵本でも「クソババア」などの汚い言葉が普通に出てくるんでかなり引きますが、それ以上に過激な言葉の頻度は高いです。

そして、それはないやろう。。。ってエピソードも多々あります。(ターザンロープの話など)

子どもには真似してほしくない言い方はエッセイ本でも健在です。

 

ところどころ強引に感情を揺さぶるようなところも相変わらずですね。

強引に泣かせに来る感じはやっぱり苦手です。

 

Amazonの評価との温度差

 

mohamed_hassan / Pixabay

 

ほかの方はどう感じているのか気になったので、Amazonの評価を見てみました。

なんと、評価は高評価!

 

「感動しました!」「心打たれました」「号泣です」などのレビュー。

本当かよ?!ってビックリしましたよね←

 

つまらん本ではないんですよ。

むしろ、「こんなことを考えているんかー」って面白かったので。

感動とまではいかないものの、共感できる部分もありましたし。

 

でも、「そこまで絶賛する本なの?」っていうのが正直な感想です。

 

 

本を読んで少しだけのぶみさんの見方が変わった

 

 

今までは「なんか苦手な人だ」「あまり子どもに読ませたくない」と思っていました。

今も、どちらかというと苦手だし、衝撃的な内容で感情を揺さぶられるので、読み聞かせはしたくはないです。

絵本自体はやっぱり苦手という事は変わりません。

 

ですが、のぶみさんの「好きなものに対する行動力」は、ただただすごいと感じます。

好きな人を喜ばせたいという気持ちで、ここまで行動できるのかと思うと驚きですね。

世間からは酷評されていたとしても、お子さんたちにとっては素敵なお父さんだと思います。

 

子どもの好きなことに対して、どこまで一緒になって楽しめるのか。

 

子どもがブランコが好きだからブランコを手作りしてしまったり、迷い込んだカメをきっかけに子どもがカメに興味を持てば、カメの事を子どもと調べて迎える準備をしたり、パパと結婚したい!と娘さんが言い出せば、娘さんの誕生日に結婚式を挙げてしまったり(賛否両論あるかもだけど)

 

子どもの期待にこれだけ応えられるって、普通にめっちゃすごくないですか?

 

 

まとめ

 

のぶみさんの子育てエッセイ。

知らなかった一面を見れて面白かったです。

 

世間の評判も厳しいし、自分が今まで読んだ絵本からはあまり良いイメージがありませんでした。

しかし、今回のエッセイを読んで、のぶみさんに対しての見方が少し変わりました。

わが子のことを思う気持ちはすごいなと。

そして、好きに対しての行動力には驚くばかりです。

 

本は正直な話、イラストエッセイの割には少しゴチャゴチャしていて読みにくいです。

が!いろんな発見がある本でした。

 

絶賛する本ではないんですが、なんだかんだ最後まで一気に読んでしまいました。

のぶみさんが何を思い、何を考えて絵本を作っているのかなど書かれています。

ガッツリアンチでなければ、読んでみると発見があるかもしれませんよ(笑)

 

 

 

 

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