自閉症スペクトラムと診断された息子の3歳の時の様子~診断されるまで④~

子どもの発達

現在4歳の息子が自閉症スペクトラムと診断されるまでの記録。

今回は3歳の時の様子をお伝えしていくね。

 

感じていた違和感は「気のせいじゃない」とはっきり感じたので

医療機関へ行く決心をしたのが3歳の時。

 

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2歳の時と比べて3歳の時は?

 

2歳の時は、「こだわり」が強くやりにくさを感じていた。

 

2歳の頃に特に大変だと感じたのが主に3点。

 

・手が汚れるのが苦手

・自分の思うようにならないと激しい癇癪

 (遊び方や散歩などの生活習慣)

・興味を持った者に対してののめり込み

 

それに対して、3歳はどうだったかというと

2歳の時のやりにくさが、更にパワーアップしていく部分が出てきたり

逆に落ち着いてくる部分も出てきた。

さらに、新たな問題も見えてきた。

 

では、どう変化していったかみていくね。

 

 

パワーアップした「こだわり」

 

① 自分の思うように出来ないことへの癇癪

 

実は、現在進行形で1番困っているのが

「自分の思うように出来ないと癇癪を起す」ということ。

 

だたの我が儘なんじゃないの?って思われてしまう部分もあって

とても難しく感じている部分。

 

やりたいことが上手く出来なかったり

やってほしいことが上手く伝わらなかったり

そういう時は決まって癇癪を起す。

 

この辺りは定型発達であれみられることなので

「今の時期はみんなそうよ」で片づけられることが多い。

 

だけど、息子の場合は、本当に些細な事でスイッチが入った。

ほんの少し何かに引っかかって車が上手く走らせなかったり

うっかり体が当たって物が倒れるとパニック状態に。

 

お父さんじゃなくて、お母さんにやってもらいたかった

食べ物を口に入れた後のスプーンやフォークを自分で置きたくなかった

(私に手渡さないと気が済まない)

食事に関しては、今でもかなり悩んでいるほど

自分で食べるという事を嫌がっている。

 

 

これくらいのこと?って思ったかな?

やっぱりただの甘えじゃんって思ったかな?

 

 

私もその当時は、息子が甘えているだけと思って厳しくしたこともあった。

けど全く効果なし。

 

「甘やかし」「過保護」「育て方が悪い」に最も悩まされた1年だった。

自分でやることをとにかく嫌がるので

どうすればやりたいという気持ちになるのか、日々試行錯誤することとなった。

 

今も、いかにやる気に持っていくかが課題になっている。

 

 

② 興味がある事へ対しての熱中度

 

世間一般で言われる「なんでなんで期」なので、息子もそうだと思っていた。

けど、「なんでなんで期」の対応でよく言われていることが、あまり通用しない。

 

 

「なんでチッチ(鳥)は柿すきなん?」という「なんで?」に対して

逆に「なんで好きやと思う?」というものやファンタジーな回答では満足はせず

「わからんから教えて!」「調べたらええやん」と答えを求める感じ。

 

美味しいから好きなんちゃう?

→今食べてないやん

 

甘い実が好きって書いていたから熟するのを待っているのよ

→熟するってなんなん?

 

おひさまの光に当たって、段々と甘くなっていくことよ

→じゃあ熟するん待ってるん?じゃあ今何食べてるの?

 

 

。。。といった具合にエンドレス。

 

 

 

この頃は「スマホ=調べる道具」という風に認識していて

何かあるとそれで調べてと催促された。

 

適当に答えると納得せず、ちゃんと調べてと怒られる。

このため、2~3歳は図書館へいっては図鑑などを借りたり

ネットで調べたり、何かあるごとに調べていた。

 

そして、興味があることには、とことんのめり込み

3歳4か月くらいには都道府県を覚えてしまったりした。(今はもう忘れかけている;)

 

その後、興味を持ってはすごい速さで覚えていき

次の対象へと移っていっている。

 

満足するまで付き合うことになるので、かなり大変だけれど

その分、めちゃくちゃ覚えていくので楽しくもあった。

 

 

落ち着いた「こだわり」

 

手が汚れるのを嫌がる

 

今までご飯粒やソース、ペンのインクや絵具など

手が汚れるのを極度に嫌がるため、

食事の時に大騒ぎになることがあったり

皆と同じように遊ぶことが出来なかった。

 

それが、3歳半くらいか徐々に触れるようになってきた。

 

今まで砂遊びはスコップを使ってでしか遊べなかったのに

素手で砂を触れるようになり

幼稚園に入ってからは泥遊びまで出来るようになった。

 

一番驚いたのが、絵具を手に塗り、手形を押せたこと。

これには感動してしまった。

 

 

ここまで落ち着いたきっかけになったのが「家庭菜園」

家庭菜園をやっているときに、息子が手伝いたいという気持ちになったのがきっかけで

そこから土に触れるようになり、徐々に他のものも触れるようになってきた。

 

「家庭菜園」がきっかけで、手が汚れてパニックになることが少なくなってきて

4歳の今では、以前のようなパニックは見られなくなってきた。

 

 

目立ってきた問題

 

パワーアップしたことと、落ち着いてきたことがあるといったけど

新しい問題も出てきた。

というか、新しいというより目立ってきた問題かもしれない。

 

何かというと「お友達と一緒に遊ぶことが出来ない」という問題。

いきなり遊べなくなったというわけでなく、振り返ってみるとずっと遊べていない。

 

この問題に気づいたのは、発達相談員さんに指摘されてから

それまでは、手が汚れるのがダメだったり、

些細なことから起こる癇癪にばかり目がいっていて

私自身、めちゃくちゃ深刻に捉えてなかった部分だった。

 

思い返せば、赤ちゃんの頃は人見知りが激しく遊べる状況ではなかったし

公園や子育てひろばに行っても、私から全然離れられなかった。

他の子が近づいてくれば、「あかん!」とすぐにしがみつきに来たくらい。

 

大人は大丈夫だけれど、とにかく子どもが苦手で

手をつながれると怖いと逃げ、

ちょっと押されたりすると、その子を拒否してしまう。

 

とにかく、子どもとうまく距離をとれない。

 

お片付けのときなど、他の子が群がっているところに近づけない息子を見て、

発達相談員さんは「引っ掛かり」を感じた模様。

 

それから、子育てサークルを通じて

「気持ちを伝える」という取り組みをしていくことになった。

 

 

集団生活が始まることにより問題がさらに出てきた

4月から幼稚園に入園。

初めは喜んでいっていた息子だったけど、

GW明けに登園拒否が始まった。

 

登園を嫌がるには理由があり

 

・自分の事を自分でするのが嫌(上手くできないから嫌)

・お友達とうまく関われない(子どもが苦手)

 

発達相談所、担任の先生、私で連携をとっているものの

はじめは上手く連携が取れず、少しの行き違いからトラブルになることもあった。

 

今も話し合いをしながら、なんとか登園している状態。

集団生活に入ってから様子を見て医療機関に行くと話し合っていたので

予約を取り、8月に医療機関へ行くことになった。

 

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まとめ

 

3歳の時は、息子の「苦手」がだんだんわかるようになり

私自身もネットや本で情報を集め「アスペルガー症候群」ではないかと思い始めていた。

※今は「アスペルガー症候群」とは言わず「自閉症スペクトラム」の中に含まれている。

 

集団生活に入る前はなんとかなっていたけれど

集団生活に入ってから、上手く馴染めずトラブルを起こすことが出てきた。

そのため、医療機関へ行く決心をし、4歳の誕生日を迎えた数週間後に受診してきた。

 

 

結果、

「自閉症スペクトラム」だった。

 

診断を受けたことにより、

以前よりもどうすればいいかの対策が立てやすくなったように感じている。

 

診断を受けてもやっていくことは変わらない。

だけど、理解を得やすくなるというのが最大のメリット!

 

発達障碍と受け入れるのは勇気がいるかもしれない

受け入れることが辛いと感じるかもしれない。

 

でも、一番辛いのは本人なんだよね。

 

だから、私は診断を受けたことで一歩踏み出せたのだと思っているよ。

専門機関と繋がる事

息子の特性を知って対策を立てやすくなった事

これらはとても大きい。

 

これからもトラブルは尽きないだろうけど

子どもを支え、一緒に乗り越えていきたい。

 

 

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