自閉症スペクトラムと診断された息子の2歳の時の様子~診断されるまで③~

子どもの発達

息子が自閉症スペクトラムと診断されるまで

今回は2歳の時の様子を伝えていくね。

 

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違和感を今まで以上に感じるようになる

 

1歳の時に感じてた違和感を、さらに感じるようになったのが2歳。

2歳後半では、「気のせいではないかも」という気持ちになってきた。

というのが、今まで以上に「こだわり」部分が見えてきたから

 

1歳の時と比べて何がどう変化してきたのかというと

 

① 手が汚れるのが嫌いから大嫌いになった。

 

1歳ごろは手にご飯粒やソースがついたら嫌がっていたのだけど

2歳を過ぎたあたりから、

「泣く」というより「泣きわめく」といった感じになってきた。

 

手にマーカーなどのインクが付くと最悪で

市の子育てひろばに参加しても、制作の時間に手が汚れてしまうと

パニックに陥り途中退場することもあった。

 

嫌がり方が普通ではないので、

当時は発達相談では「手が汚れてパニックになる」とよく相談していた。

 

② 失敗することを恐れて行動できない

 

1歳の時は失敗して転がって癇癪といったパターンだったのが

自分でやると上手くできないから、私にやってと言い出すようになった。

(「クレーン現象」とは微妙に違う)

 

どんなに「大丈夫だよ」「怖くないよ」「手伝うよ」といっても

失敗することが嫌なので、自分ではやらないようになってしまったのだ。

とにかく新しい事をするのが苦手。

当時は、警戒心が強いだけとも思っていた。

 

③ こだわりもさらに出てくる

 

1歳からあったこだわり行動がさらに出てきたのが2歳。

(これは年々形を変えて出てきている)

 

・スーパーへ行ってからじゃないと帰らないなどの決まった行動が出てくる

 

・室外機や電化製品のメーカーチェックをしないと気が済まない

 (ロゴが剥げて見えないと怒り出す)

 

・タイヤなどの回るものが好きで、回らないと怒り出す

 (プルバックなどの車だと後輪が回らなくて怒り出す)

 

・質問に答えないと怒り出す。納得いく答えでなかったらやり直し。

 

・洗濯表示を全部確認(読み上げ)してからでないと服を着ない。

 

などなど、親からすればこんなこと?って思うことが気になるようで

こだわりが強くなっていると感じられた。

 

 

特に、電化製品のメーカーチェックは大変で、

車移動の時に、うっかり見過ごしてしまったり、

印刷が剥げてメーカーが確認できないと癇癪を起すので大変だった。

 

 

④ 興味や関心を持たものに対しての執着が半端ない

 

1歳の時もだったけど、2歳になっても変わらず

ただ、興味や関心をもったらすごい力を発揮するとわかったのもこの時期。

 

息子は、文字や記号、マークなどに興味があったため

ひらがな、カタカナ、アルファベットは2歳半には読めるようになっていた。

 

とにかく、覚える力がすごくて

車に興味をもったら車のロゴ(国産車も輸入車も)を覚えてしまい

木の実に興味をもったら、木の名前を覚えていった。

 

 

もちろん親は調べる作業に付き合うことになってしまう。

それはそれで楽しいのだけれど、それなりに大変だった。

 

そのため、まわりからは「天才やん」「どんな英才教育したん?」と言われたけど

聞かれたことに答え、わからないことは一緒に調べただけなので

教育に力を入れていたわけでもなんでもなかった。

 

当時はもしかしたら本当に天才か?!と浮かれていたけれど

振り返ってみると、これは特性の1つだったんだなと思う。

 

⑤ 同じ言葉を繰り返す

 

条件反射的な感じに同じ言葉を繰り返した。

 

たとえば

 

「ネコちゃんのしっぽふわふわやね」と私がいうと

「ふわふわ、タオ(タオル)一緒、好き!」と返ってくる。

 

しっぽがある動物を見ると、もれなくこの言葉がついてきたので

あまりにも同じやり取りしかしないので気になった。

 

しかし、ここでも育てにくさを感じたものの

初めての子どもだったので、こんなものなのかとも思っていた。

 

 

頑張っているはずなのに報われない

 

2歳を過ぎたころになって、

周りの子は出来ているのに、自分の子は出来ない

という事が段々気になり始めた。

 

そういうと、決まって

 

「他人と比べるなんてナンセンス。(意味がない)」

「成長は人それぞれなんだから、比べるのが愚かな事」

「比べられるなんて可哀想だ」

 

と批判する人が出てくる。

そうなんだと思う。

 

他人と比べたところで、いいことなんてないし

比べられる子どももつらいよね。

 

そんなことはわかってる!だけど、

 

「なんで普通に遊べやんのやろう」

「どうしてこうなってしまうんやろう」

 

と思ってしまう事がよくあった。

 

・公園や子育てひろばなどで、人が近寄ってくるだけでパニックになる

・すべて人にやらそうとするために、自分で何もできない

 

公園や子育てひろばでは私と離れることが出来ず遊べない。

そうするとまわりにこう言われるわけです。

 

「家で閉じこもっているからじゃないの?」

「もっといろんな子とかかわりを持たせた方がいいんじゃないの?」って。

 

いやいや、全然閉じこもってばっかりじゃないって。

出来る限り公園に行ったし、子育てイベントにも参加したし!

 

「けっきょく甘やかしているんじゃないの」

「自分で食べへんかったらほっといたらいいやん」

 

と、躾や育児の甘さを指摘されるだけ。

確かに甘かったのかもしれない、けど本人にやる気がない。

 

 

どんなに褒め褒め作戦をしても

自分でやろうとするまで放っておいてもやりゃしないし、そんなことしても永遠に泣いているだけ。

そして、泣きながら寝てしまう。

 

自分の育て方がダメなんかもと

この頃はあほみたいに育児書を読んでいた。

何かヒントになることはないのかって。

 

あの手この手で作戦を考えて、息子に挑んでいたけれど

空回りすることも多く、めちゃくちゃしんどかった。

 

何よりもしんどかったのは、

理解者が相談員さん以外にいなかったことかもしれない。

 

市の子どもサークルに参加する

 

2歳後半から、市で開催されている子育てサークルに参加することにした。

市の子育て広場は誰でも参加できるタイプなんだけど

参加する子育てサークルは発達に不安がある親子だけ。

 

 

他の参加者さんたちも、発達相談をして相談員さんに勧められた方々ばかり。

リトミックや絵本、体操、テーマ遊びが行われる。

 

発達相談員さん、保育士さん、看護士さんなどとともに

1時間ほど活動するものなんだけど、来れには息子は喜んで参加してくれた。

 

子育て広場に馴染めなかったのは

人の多さが原因だったと、子育てサークルに通い出してから気づき

人の多いところは苦手なんだなとわかってきた。

 

 

この子育てサークルの活動というのが

息子だけでなく、私にとっても大きなものだった。

 

なぜかというと、苦手や癇癪にどう対応するかを考えていけたから。

さらに月に2回あったので、発達の悩みをため込まずに済んだので

当時、子育てサークルは救いの存在でもあった。

 

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まとめ

 

2歳の頃の様子を振り返ると

 

・1歳の時よりも「こだわり」部分が強くなってきた

・癇癪の度合いも激しくなってきた(現在進行形)

・苦手な部分がはっきりとしてくるようになった

 

2歳の時も、周りの理解はあまり得られず

自分1人だけが心配していた状態だった。

 

こだわりや癇癪に振り回されて辛くなってきたのがこの時期。

その一方で、2歳後半から

発達相談と、子育てサークルに参加したことにより

1人で抱え込まなくなってきたのが救いになった。

 

「こだわり」は「興味・関心」と紙一重。

微妙に判断がしにくいけれど。。。

 

もし、気になる、やっぱり違和感を感じるというかたは

発達相談所へ一度ご相談されることをお勧めします。

 

 

さて、次回は3歳の時の様子。

診断を受けるといった大きな決断をした時期だよ。

次回更新をお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

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