「寝相アート」の会社が破産したというニュースがあり、私の中で衝撃だったので、ちょっと言わせてもらうよ!
寝相アートって?
寝相アートというのは、赤ちゃんや子どもがお昼寝をしている姿を、身近な道具を使って面白い写真を撮るというもの。
名前の通り「赤ちゃんの寝相を活かしたアート」なのだ。
数年前にブームになって、テレビなどでもよく取り上げられていたよね。
本まで出版されていたくらい盛り上がっていた。
今でも、地方紙の赤ちゃん投稿コーナーで「寝相アート」を見ることは多い。
服やぬいぐるみなど身近なアイテムを使い、物語のような可愛い写真を撮る「寝相アート」
私は、初めて見たときは「まさにアートじゃん!」と衝撃を受けた。
「寝相アート」の会社が破産?!
このニュースタイトルを見たときに
「寝相アートに会社なんてあったん?」と驚いた。
しかし、ニュースには「2017年7月26日に東京地裁から破産開始決定を受けた。」とある。
寝相アートの会社を経営されていたのが、寝相アートの火付け役である「小出真朱」さん。
資本金10万円で起業し、負債総額は2000万円だという。
(10万円でも企業できるというのにもビックリ!)
すでに会社のホームページはなくなっており、どういった会社だったのかは確認できなかったのだけれど、「寝相アートらんど」がうまくいかず破産に至った模様。
「寝相アートらんど」では、室内遊戯スペース、寝相アートスペースとフォトスタジオが設けられていた。
なぜ失敗してしまったのか
「寝相アートらんど」がなぜ失敗しちゃったのか。
遊戯施設で遊べるし、寝相アートが楽しめるのなら、それなりに流行りそうな気もするけれど。。。
と、そこまで考えてから「寝相アート」をわざわざ施設に行ってお金まで払ってやりたいか?
と考えると、実に微妙だと感じてきた。
だって、寝相アートって子どもが寝てるときに撮るものだよね?
施設で寝るかどうかもわからんのに寝相アートってどうよと。
家で出来るものなんだから、家でやりゃいいじゃんって思ってしまった。
「やってみたいけど、自分ではどうしても無理!」
「我が子でもやりたいけれど、準備するのが面倒だわ。」
そう考えている人なら施設に行ってするのはありだよね。
でも、よく考えてみると「寝相アート」の魅力って
誰でも家にあるもので簡単にできる
この1点に尽きると思う。
ということは、施設に行って本格的に撮りたい!という人よりも、真似して家でもやってみよう♪という人の方が多いわけで。。。
そうなると施設の魅力ってそんなに感じられない。
失敗の原因は「寝相アート」の1番の魅力を活かせなかったからと感じる。
「寝相アート」について思う事
「寝相アート」自体については私はすごいと思う。
名前の通り本当にアート!芸術作品なんだから。
子どもの寝ている姿を、身近なものを使って飾り魅せる。
すごいひらめきだと思うし、センスありありで尊敬もの。
「寝相アート」自体に賛否両論あるのは知っている。
ゆっくり普通に寝させてやれよという意見はごもっともだと思う。
だけど、モノづくり大好きな私は、素直に「可愛い!素敵!」という気持ちがある。
確かに親のエゴかもしれないけれど、子どもが大きくなった時にもいい思い出になるんじゃないかって。
可哀想だやいのやいの言うけれど、それじゃ七五三や一升餅なんかのイベントなんかはどうなるのかと。
重大なイベントと一緒にするなって思われるかもしれないけれど
それだって見方を変えると親の自己満足だよね。
「寝相アート」の会社は残念なことになってしまったけれど、「寝相アート」自体は批判されるべきものではないと思う。
さいごに
今回の「寝相アート」の会社が破産したというニュース。
えらい叩かれようをしているけれど、そこまで叩くべきものなのかな?
確かに失敗して破産という道を進んでしまった。
では、実際に「寝相アート」自体は叩かれるべきものなのかな?
「親のエゴ」「ただの自己満足」という声はあるけれど、親子の良い思い出になるのなら、他人に批判されるものではないよね。
子どもが「嫌や!」と言っているのに無理やりするのはどうかと思うけれど、勝手に「子どもも嫌に決まっている!」と決めつけるのもある意味「親のエゴ」なんじゃないかな?
そうカリカリせんと、楽しみたいなら楽しんでやればいいじゃない。
やりたくなければ、やらなくていいじゃない。
私は「寝相アート」は、とても面白い発想だし
自分も真似しちゃいたいって思うほどに魅せられちゃったよ。
会社は残念だったかもしれないけれど、ブームを起こした小出さんはすごいと思うよ。
破産したからって、ここぞとばかりに叩くのはちょっと違うんじゃないかな?
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